2023/11/13-18、XとLINE オープンチャットで告知しアンケートを実施しました。
短期間の実施にも関わらず多くの方にご回答をいただきありがとうございます!
アンケート結果を集計・公開するとともに、インスタライブで結果についてお話していきます!
ご期待ください。
「第一子保活と職場復帰についてのアンケート①」では、アンケート回答者の医歴や居住地域、産前産後の勤務施設や勤務形態(時短/ フルタイム)について検討していきます!
「アンケート回答者の背景」
このアンケートは現在のトータルの子供の数に関係なく第1子の時の保活について、51名の方にご回答いただきました。
回答者の第1子保活時の医歴では専攻医の頃の年代に当たる3-7年目が最多(期間が最も長い点に注意)、ついで8-10年目が最多
現在の医歴では8-11年目以上の割合が増加
回答者の居住地域は東京23区、ついで23 区以外の関東が最多でした。
3-7年目は期間も一番長いので最多になるのは頷けますが、
現在の医歴になると8-11年目以上の割合が増加しており、3-7年目の後半の辺りでの出産が多かったのではと推察されます。
学生での出産が1名、初期研修中に当たる1-2年目の出産の方も4名
回答者が関東にかなり集中していたのは、人口比率の問題と、若手の医師が研修等で首都圏に集まる傾向、SNSの関心度などが関係しているのでしょうか?
「勤務施設と勤務形態の推移」
・第一子出産前、復帰後の勤務施設と勤務形態(時短 or フルタイム)について聞きました。
・勤務先については、大学か大学以外の病院かを重視し「大学病院/ 大学院」「大学以外の病院」「その他」の3つに絞りました。
・出産前の勤務先は「大学以外の病院」が最多(61%)ついで「大学病院/ 大学院」(37%)
・出産前-復帰後で「大学以外の病院」が61%→52%と9%減少、「大学病院/ 大学院」は3%増加
・「その他」が6%増加
初期研修制度が変わり大学以外の病院で研修される方が増える一方、J-oslarなどの影響で大学などに集約される傾向もあると思います。今回結果では37%でした。
産休を機に一般病院から大学病院に異動になる方が多いのではと思っていましたが、「大学病院/ 大学院」はフルタイム、時短合わせてトータルで3%の増加でした。
「医歴と勤務施設の推移①」
・産前、復帰後ともフルタイム勤務だった方について、医歴別に比較しました。
・医師1-2年目ではフルタイム復帰率 100%
・医歴が長くなるごとにフルタイムでの復帰率は下がった
初期研修に当たる1-2年目の先生が100%フルタイム復帰なのは、研修終了までの休業期間に縛りがあり、産休や育休などの措置がないことがメインの理由では。
3年目以降になると外来や病棟も任されることが多くなってくるので、フルタイム復帰がどんどん大変になってくるという背景も伺えます。
「医歴と勤務施設の推移②」
・回答者数の多かった「3-7年目」で、勤務施設とフルタイム/ 時短割合について検討
・「大学以外の病院」「大学病院/ 大学院」とも、出産前に勤務していた職場での復帰が最多
・出産前「大学以外の病院」では「大学病院/ 大学院」での復帰を認めたが、逆はなかった
・「大学病院/ 大学院」では「大学以外」に較べてフルタイム復帰率がやや高い(55%:41%)
「大学病院/ 大学院」ではフルタイム:時短=55%:36%
「大学以外」ではフルタイム:時短=41%:41%
人手の多い大学病院ではフルタイムを選択できる場合が多いのでは?大学院でも、病棟フリーの研究という選択肢がある場合もあります。
「大学以外」「大学病院/ 大学院」での時短勤務は、収入源としての外勤も含まれている可能性があるので、「大学以外」の時短に較べて勤務時間が長い可能性もありますね!
いかがでしたでしょうか?
このテーマ「第一子保活と職場復帰についてのアンケート①」は2023/ 12/ 18(月) 5:30ーのインスタライブで取り上げます。是非ご視聴くださいね!
次回は「第一子保活と職場復帰についてのアンケート②」、いよいよ「復帰時期を決めた理由」、「復帰した際に利用した保育施設」などに切り込んでいきます。
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