またもすがなんかいってる #5 やめときゃいいのに

またもすがなんかいってる By Dr.Mosu

 

Dr.Mosuが役に立たないことを不定期にこっそりつぶやいています。


(注)今回はいつもに増して役に立たない話しかありません。

親から学んだことは実になることが多かったけど、こればかりはやめておけばよかった、何が子供の私の琴線に響いたのか自分でもさっぱりわからない、ということがある。

母は季節性アレルギー持ちだった。
鼻が痒いのか、ティッシュを鼻に当て盛大に鼻をかむ。空咳で言うところの空鼻みたいな感じで、ウェットではなく、高音でビブラートがすごい。
それが子供心に何だかすごくカッコ良く思えて、一生懸命練習して真似をした。大人になったらもっと完成形に近づくんだろうと思いながら。
さらに、林望の「イギリスは愉快だ」(だったか?)でイギリス人の伝統的な鼻のかみ方を知り(ハンカチもしくは分厚いペーパーで、片手を使って盛大に鼻をかむ)、母の鼻のかみ方は traditional British style を踏襲している!となぜか自信を強め、なおさら練習に精を出した。
流石に思春期になる前にやめたけど、あの純粋な憧れの日々は一体何だったんだろうね。

母は眉間に皺を寄せる癖があった。
それがとてもパワフルに見えたし、大人の女性って感じでカッコイイと思った。
本を読むのが大好きだったので、いつも眉間に皺を寄せて読書をするようになった。
これは本当にやめておけばよかった…
20台で歯の噛み締め癖で奥歯が欠ける事態になり、30台で咬筋ボトックスを始め、ついでのつもりで眉間にも時々注射していたけど、この頃には眉間の縦皺が完成してしまっていた。

父は若い頃から割と便秘体質だった。
自宅にいるとき出し抜けにすごく長く大きな音でオナラをするのを、牛みたいでカッコイイと思っていた。
真似しようとして真似られるものではないけれど、意識してまとめてオナラをしようとしていたことがある。

自分の娘がおかしなことに憧れないように、母親として色々気をつけなければと思う。
でも多分、自分が気づいていないだけで両親以上におかしなことは多々やってしまっているだろう。
なので、娘が私のアクセサリーに憧れたり化粧などの真似をしたがるのを、できるだけ邪魔しないようにしている。できるだけ無難な線でチャンネルをいっぱいにしてください、お願いします…。

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